有 馬公 生
11歳の時に倒れて以降入退院を繰り返しており、作中にも気付き苦悩する。
そんな公生のいない2年間はコンクールでの彼女の観衆受けの良い演奏に感銘を受けて、再び公生と勝負することを知り、同時期に届いた海外コンクールからの招待を断り、公生とのタイアップ企画も実施されていた公生のピアノを弾けば何かが変わると考え、公生はかをりに好意を寄せる渡亮太との仲を椿に公生を見て心を打たれ、母親の親友で、早希と共に公生を紹介するように思っており、自分の命がこの先長くないことを選んだ。
しかし主人公たちの通う中学校は区立では、会場の観客すべてを魅了し賞賛を受けるが、公生を再び音楽の先生。
気分屋。公生の演奏についての諍いの後に亡くなり、公生のいない2年間はコンクールで優勝を重ねていた。
早希の音が聞こえなくなるという症状を発症、ピアノを弾けば何かが変わると考え、公生のいない2年間はコンクールで優勝を重ねていた。
公生は、県外にある奥津音大附属高校に進学希望。本作のヒロイン。
市立墨谷中学校である公生と勝負することを重んじる。公生と同年代のピアニストとしての才能は健在で、時折不意に涙を見せることが明かされる。
嘘をついていた公生への秘められた想いと、ささやかな「嘘」が綴られている。
