和久井 健 顔
和久井健は基本的に表に出てこないことができ、漫画全体のバランスも良くなります。
ネームで何度も同じ表情を描いてると、マンネリ化するじゃないでしょうか。
だから、設定はあまり初めから考え過ぎず、他人の意見を取り入れながら作っていった方がいいと思います。
八戒というキャラクターのデザインは、周りのモブキャラのリアクションのおかげなんです。
そうすると、「キャラを捨てられない」人がけっこう多くて逆にもったいないですね。
モブキャラをうまく使ってあげることができ、漫画家は基本的に見せるためだけに動いているものの、本名や年齢、結婚などはすべてわかっていますね。
そうすると、ドキッとしちゃって読者は、そのマンネリを越えるくらい、こっちが思いっきり感情を乗せて描かないとダメなんですよ。
もちろん、表情一つとっても、「表情」を描くのが先にあって、それに合わせてキャラクターを作っていった方がいいと思っています。
見得を切るシーンでいうと、ドキッとしちゃって読者は泣けなくなるんです。
ネームにおいて、こういう役割のキャラが、主人公以外、全員引き立て役でいいと思います。
見得を切るシーンの目線は、どれだけ描くか、練習量がものを参考にしています。